最悪最愛

最悪最愛

印象的なタイトルが目を引く4作目のアルバム。“最悪”と“最愛”は「悪い女」の歌詞に出てくる言葉で、この歌の主人公は報われない愛と悟りながら、自分を否定してまでも恋愛関係を保とうとする。そんないびつな心の状態を歌にできるのが、ヒグチアイのすごみといえるだろう。“さみしいけど孤独じゃない”と歌う「劇場」や、親への愛憎入り交じる感情を描く「縁」(ゆかり)、弱さと強さが複雑に入り組む「サボテン」など、ヒグチアイは人間の心の中に渦巻く、喜怒哀楽では表現しきれない込み入った感情を歌い上げる。うまく整理されずにいる気持ちをそのままに描く彼女の歌は、聴く人の心に刺さり、深い余韻を残す。また、正義とは何かという命題を問いかける「悪魔の子」は、人気テレビアニメのテーマソングとして全世界のチャートを席巻し話題となった。

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