2019年に初のボーカロイド楽曲を発表して以来、数々の印象的な楽曲で音楽シーンに旋風を巻き起こしたくじら。yamaやAdoをフィーチャリングしてその才能を世に知らしめたことでも知られる彼が、初めてアルバム全編を自身で歌唱している。全曲の作詞／作曲とほぼすべてのアレンジを自身で手掛け、憂いを帯びた流麗なメロディで日々の生活で感じる喪失感や甘い感傷などを描く。演奏陣には盟友であるクリエイターの春野、BREIMENのサトウカツシロらが参加し、エモーショナルなバンドサウンドで詩的な歌の世界を彩っている。「水星」は共同アレンジャーにmaeshima soshiを迎え、コーラスに相沢、Ado、青虫（アユニ・D）、菅原圭、yamaらが参加。くじらにゆかりのある多くのアーティストたちが、シンガーソングライターとして新たな道を踏み出す彼の門出を祝うように鮮やかな音色や歌声を響かせている。印象的なジャケットアートワークは、マンガ家の浅野いにおが描き下ろした。