“Anonymous”（匿名）を語源とするアーティストネームを持つシンガーソングライターのデビューアルバム。動画投稿サイトでJ-Popを自身で英語に翻訳したカバーを発表し、大きな注目を浴びた彼女のグローバルな感覚と、豊かなポップセンスを発揮した18曲がそろった。多くの楽曲をAnonymouz自身が手掛けている他、「Silhouette」は澤野弘之が作曲／プロデュース、「はじめのはじまり」はandropの内澤崇仁が作詞作曲／プロデュースを担当。Fleurieとの国境を越えたコラボレーションソング「Pink Roses (feat. Fleurie)」は、Fleurie側から楽曲のアイデアを受け取り、Anonymouzが日本語詞を加えていったという。愁いを帯びた情緒的な楽曲からキュートな表情を見せるラブソングまで幅広い作風で、ここから広い世界へ羽ばたいていくであろう彼女の無限の可能性を感じさせる。タイトルは“11時11分に願い事をすると叶う”という欧米の伝説を基に、未来の幸運を祈る意味が込められている。