SCENE

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「メンバー全員がそれぞれのベクトルでアンテナを張っているのが僕らの強み」。Da-iCEの工藤大輝は、アルバム『SCENE』の制作を振り返り、Apple Musicに語る。7作目のオリジナルアルバムとなる本作は、メンバー全員が作詞作曲に携わり、クリエイターとしても実力を発揮した。中でも多くの楽曲を手掛けたのが、工藤大輝と花村想太の2人。花村は「年間50曲くらいは作ってるかもしれない」と言う。 Da-iCEの曲決めは、メンバーとスタッフが集い、コンペ形式で行われる。メンバー自身が手掛けた楽曲と外部クリエイターの手による楽曲を聴き比べ、シングルやアルバムにふさわしいものをみんなで公平に選んでいく。工藤は「ボツ曲も半端なくあります」と笑うが、多方向から楽曲を持ち寄り、それぞれの意見を交わして得られるものがあるという。「各自が違う観点から今のトレンドや好みを考えて楽曲制作することで、グループの幅が広がる。それぞれが持ち寄るもののバランスもすごくいい」 結成12周年を迎え、メンバー間の結束は日々強まっている。花村は言う。「僕らは輪になって笑って過ごす日もあれば、気分をパッと切り替えて仕事に向かう日もある。気を使わない関係性でありながら、仲良しこよしでなれ合うこともなく、すごく居心地がいい。それは、お互いの意見をきちんと尊重しながら、このグループを続けていくことを最優先にやっているからだと思います」。グループとして充実の時を迎えているDa-iCE。ここからは、アルバムに収録されたいくつかの曲を2人に解説してもらおう。 ダンデライオン 花村:タンポポは咲き誇った後に一度しぼんで、もう1回開いて綿毛となっていろんなところを飛び回るんです。そんなふうに力強く生きようという思いを込めた曲です。僕らも一つの夢だった日本武道館ライブをかなえたけれど、まだまだもっといけるぞと伝えたくて。夢を積み重ねている人たちの背中も押せたらいいなと思います。 Pioneer 工藤:Da-iCEは5人全員で歌うこともあるんですけど、これまではバラードや爽やかな曲が多かったので、新しいチャレンジとして、攻めた曲調を5人で歌唱してみようという案が出ました。まずはみんなでトラックを決めてから、想太と僕でトップラインを付けていく流れで制作しました。 スターマイン 工藤:夏曲のコンペをした時に、変わり種として僕が出した曲です。普段は誰が作ったのかは明かさずに曲決めをしますが、この曲が残った時に「これに決まったら絶対面白い!」と思って、珍しく「僕が作りました」と言いました。数字を言うところで数字を模した手の振りを入れることは曲作りの段階で考えていました。 絢爛なフィナーレ 花村:Penthouseのメンバーにラジオの収録でお会いした時に、「一緒に作りたいです」とお願いしました。土台をPenthouseの大原拓真さんに作っていただき、そこから自分が思うように手を加えさせていただきました。Da-iCEはいろいろな世代、いろいろなジャンルの方とコラボレーションさせていただく機会があるので幸せです。

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