変態紳士クラブの一員でもあるGeGがプロデューサーとしての才能を全方位的に発揮したコンピレーションアルバムの第2弾。約4年半ぶりとなる本作は、プロジェクトの一貫したコンセプトである“メロウ”に加えて、新たに“ダンサブル”な要素を融合した作品となった。前作以降、充実した音楽活動を続ける中で、耳にしっくりとなじむメロディを生かしながら、生楽器をふんだんに用いた楽曲制作を行い、その表現力は大きく進化。変態紳士クラブが久しぶりに集結した「Let's get together again」をはじめ、1980年代ポップスの要素を織り込んだ疾走感あふれるトラック上でにしなと唾奇が出会う「EDEN」、MILES WORD、JAGGLA、SNEEEZE、VIGORMANの4人がマイクを回す「Still Hungry」、ストリングスでアレンジされたビートにkojikojiとRin音のボーカルが映える「花束」など、GeGらしいアーティストのチョイスと組み合わせも聴きどころとなっている。