1992年にリリースされた2ndソロ・アルバム「メンフィス」でプロデューサーを務めた Booker T & MG's のギタリスト、Steve Cropper を再びプロデューサーに迎え、メンフィスでレコーディングされた2006年リリースのアルバム。このアルバムのリリース後に、後に死因となった喉頭癌が発見されたこと、そしてその治療に専念するために音楽活動を一時中止することを発表したため、結果的にスタジオ・レコーディングの作品としてはラスト・アルバムとなった。サウンドは自身のルーツ・ミュージックであり、こよなく愛したサザン・ソウルをベースとしたもので、タイトなリズム隊とファンキーなホーン・セッションが心地いい。そんなサウンドにバックを支えられる中でリラックスして楽しそうに歌う忌野清志郎のボーカルは、とてもファンキーで、ブルージーで、この上なくソウルフル。最後まで日本人による日本人のためのブルースを、ソウル・ミュージックを、そして、もちろん最高のロックンロールを歌い続けた忌野清志郎ならではのソウルが詰まった1枚だ。
その他のバージョン
- 14曲
- 2018年
- 1994年
- 2011年
- 2005年
- 2010年
- 2006年
他のおすすめ
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