THE RHYME ANIMAL

THE RHYME ANIMAL

1993年に K-Dub Shine と DJ Oasis との3人組ユニット、キング・ギドラとしてアルバム「空からの力」という破壊力抜群の大型爆弾を投下し、一躍、日本のヒップホップ・シーンを代表するラッパーとしての地位を揺るぎないものにした Zeebra が、キング・ギドラの活動停止後の1998年にリリースした1stソロ・アルバム。初のソロ作として先行リリースされていたシングルの "真っ昼間" をはじめとして、パーティ・チューンの "Parteechecka (Bright Light Mix)"、定番のボイス・サンプルを効果的に活かして自らのスキルを誇示する "I'm Still No. 1"、Akeem Da Managoo をフィーチャーした "未来への鍵" など、キング・ギドラでシーンに見せつけた確かなスキルは維持しつつ、いい意味でよりわかりやすく、より外向きの強いベクトルを感じさせるタイトなラップを披露し、アンダーグラウンド色の濃かったキング・ギドラ以上にシンプルでパワフルなソロ・アーティストとしての Zeebra 像を強烈に印象付けた。アルバム全体を通して隙のない、初期のキャリアを代表する1作だ。

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