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本作は、 Sly Mongoose 、ロボ宙とのバンド、 THE HELLO WORKS での活動を挟んで、前作「con10po」から約2年半ぶりに発表されたオリジナルアルバム。テーマは、ズバリ、昭和、アラフォー、未来。10代の頃には、未来は明るいものと思っていたけれど、いざ大人になってみたら、おかしな決まりごとや暗い話題ばかりの世の中。そんな世相を切るかのように、彼らはリリックで問題提起をしていく。楽曲のサウンドは、ニューウェイヴとジャズファンクがミックスしたような "Antena of the Empire" 、ロボ宙をフィーチャーしたエレクトリックポップな "Station to Station" 、ジャジーで切ないメロディが響く "ライツカメラアクション" 、ダウンビートなトラックの上でフィーチャリングの bird が憂いをおびた歌を聴かせる "壊れかけの..." 、木村カエラと共演した痛快なポップナンバー "Hey Hey ! Alright" 、キャッチーなメロディが光る "Good Old Future" など、アップチューンからディープなものまでがずらり。彼らはアルバムを通じて、行き先の見えない世の中に、単にグチや文句をいってるわけではない。ガタガタの現状だけど未来はいい方向に向かってほしい、というスチャダラパー流のポジティブなメッセージが込められているのだ。

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