CASANOVA SAID "LIVE OR DIE" (Live)

CASANOVA SAID "LIVE OR DIE" (Live)

2000年のアルバム「カサノバ・スネイク」のリリースに伴って行われた同年の全国ツアーの最終日である7月26日、東京・赤坂BLITZでのライヴ音源。この4年前、ガレージ・ロックやパブ・ロックからの影響を隠すことなくシーンに現れた彼らは、作を重ねるごとにその枠を大きく踏み出していき、ここではもはや他のどのバンドも到達できない孤高の境地を見せている。幕開けからアグレッシヴなビートが轟く “プラズマ・ダイヴ” から会場のテンションは早々にピークに達し、激しさ満点の “コブラ”、パンカビリーな “ピストル・ディスコ” と、その熱量はまったく下がらぬまま続いていく。異色なのは「カサノバ~」の最終曲 “ドロップ” だが、このバラードの異様な緊張感もまた当時のミッシェルの独自性が色濃く出たものといえる。スタジオ・テイクではレイドバック気味ですらあったヒット曲 “GT400” もテンポがぐっとアップしていたり、“CISCO” ではハードコアとサーフが合体したような猛進ぶりが見られるなど、この時点での音楽的な集大成のような雰囲気。ファンに愛された “リボルバー・ジャンキーズ” が最後を飾っているのもその証だろう。あえて荒々しい音質で録音されているのもまたこのバンドらしさではないだろうか。

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