一つになれないなら、せめて二つだけでいよう

一つになれないなら、せめて二つだけでいよう

2014年に所属レーベルを移籍し、「寝癖」をはじめとするシングル作品を次々とリリースしたクリープハイプが、同年末に発表したアルバム。それまでは婉曲表現を用いつつ、衝動と欲求、そして心のすれ違いを描いていた尾崎世界観の歌詞は、シングル曲 "エロ" のタイトルに見られるように一層ストレートになり、感情表現にも率直さが増した。映画『百円の恋』のテーマ曲となった "百八円の恋" や、尾崎と長谷川カオナシの競うようなヴォーカルの掛け合いが繰り広げられる "そういえば今日から化け物になった" といったロックチューンのほか、フォーキーなメロディでじっくりと歌われる "二十九、三十" や "大丈夫" の丸裸の心情が胸に染み入る。

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