NYのロング・アイランド出身のエリック・サーモンとパリッシュ・スミスのヒップホップデュオで、'Erick and Parrish Making Dollars'という野心あふれるユニット名を持つEPMDが1988年にリリースしたデビューアルバム。ソウルやファンクを軸にしつつロックやレゲエなど幅広いソースから縦横無尽にサンプリングして構築する骨太なトラックと、抑制の効いた渋いフロウでマイクをつなぐ2人のラップがファンキーなグルーヴを生み出している。エリック・クラプトンがカバーしたボブ・マーリー&ザ・ウェイラーズの"I Shot the Sheriff"を印象的に使った"Strictly Business"、Zappの"More Bounce to the Ounce"とクール&ザ・ギャングの"Jungle Boogie"を巧みに組み合わせた"You Gots To Chill"など、1980年代後半のNYのヒップホップを代表する佳曲が数多く収録されている。ラップの面でも音作りの面でも聴きどころに事欠かない快作である。
その他のバージョン
ミュージックビデオ
- 1997年
- 1999年
- 1989年
- 1990年
- 1992年
- 2019年
- 2013年
- ビッグ・ダディ・ケイン
- ダグ・E.フレッシュ & The Get Fresh Crew
- Crown City Rockers
- スピーチ
- The D.O.C.
- ビッグ・ダディ・ケイン