日本が誇るボサノバのミューズ、小野リサがアントニオ・カルロス・ジョビンの生誕80周年を祝って2007年にリリースした、ジョビン作のボサノバ・スタンダードをカバーしたメモリアル・アルバム。ブラジル音楽史を代表する偉大な作曲家であり、ボサノバのオリジネーターの1人としてその後のポップ・ミュージックに大きな影響を与え、その美しいメロディが世界中で愛されているアーティスト、アントニオ・カルロス・ジョビン。彼の音楽を愛し、大きな影響を受けたミュージシャンの1人である小野リサが、ジョビンの息子のパウロや孫のダニエルといったジョビン・ファミリーをゲストに迎えて、温かい雰囲気の中でボサノバ・クラシックの数々を優しく、美しく奏でている。収録されているのは “イパネマの娘”, “三月の雨”, “おいしい水”, “フェリシダーヂ” など、だれもが一度はどこかで聴いたことがある名曲の数々。小野リサの魅力はもちろん、ジョビンの音楽の美しさ、そしてボサノバという音楽の持つ魅力そのものが堪能できる極上の作品に仕上がっている。