OK Computer

OK Computer

90年代UKロックの金字塔と称される、レディオヘッドの傑作サードアルバム。展開の多い構成や変拍子、ポリリズムで刻まれるビートが鮮烈な"Paranoid Android"や、コンピュータの合成音が歌詞を読み上げる"Fitter Happier"、ダブやトリップホップを大胆に取り入れた"Airbag"、そしてグロッケンシュピールとギターのアルペジオの繊細なアンサンブルが際立つ"No Surprises"のようなメロディックなナンバーまで、初めて本格的にタッグを組んだNigel Godrichと共に、新たな領域を果敢に開拓している。その一方で、ロックのフォーマットを否定し、エレクトロニックサウンドへと180度舵を切った次作「Kid A」と比較すると、ここではバンドサウンドの体裁が依然として守られており、端境期のユニークな一作ともいえる。

オーディオエクストラ

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