Lou Reed と Metallica のコラボレーションによって制作されたこのアルバムのコンセプトは、元々ベルリンで公演される演劇のために前衛的な監督 Robert Wilson が準備していたオペラ「Lulu」であった。本作では、Lou Reed がヴォーカルの大半を担当し、Metallica の James Hetfield がバックヴォーカルでサポートを務めている。このアルバムの最大の魅力は、Lou Reed のヴォーカルと Metallica のダイナミックなサウンドとのコンビネーションが作る出す独特の世界だろう。Metalica にとっては短期間でのレコーディングだったが、見事に Reed の音楽性とマッチした作品を作りあげている。聴きやすい "Iced Honey”、壮大なスケールの“Cheat On Me”、“Dragon”、 “Junior Dad”、Loud Reed の独特なヴォーカルが印象的な “Little Dog” など、Metallica とのコラボレーションにより、Velvet Underground 時代の Loud Reed を彷彿させるアルバムに仕上がっている。
- 1972年
- 1989年
- 1973年
- 1982年
- 1972年