1970年にリリースされたエルトン・ジョンのサードアルバム。ジャケット画像からも伝わるように、相棒の作詞家バーニー・トーピンが創出したコンセプチュアルなカントリー&ウエスタン/アメリカーナの世界を見事に歌い上げた。本作より、後の彼の作品に欠かせないメンバーとなるDee MurrayとNigel Olssonのリズムセクションがここで参加。スワンピーなオープニングトラック"Ballad of a Well-Known Gun"からの陽気な滑り出し、優美なストリングスとグランドハープを操る指先が踊る"Come Down In Time"、一足先にロッド・スチュワートがカバーしていた"Country Comfort"、Lesley Duncan作の"Love Song"などを収録。さらに英国人らしいひねったセンスも随所に感じられ、この後の大ブレイクを予感させられるような実力を感じさせてくれる味わい深い名作。
その他のバージョン
- スティーヴン・スティルス
- イーグルス
- ジョニ・ミッチェル
- グラハム・ナッシュ & デヴィッド・クロスビー
- レオン・ラッセル
- The Youngbloods
- クロスビー、スティルス&ナッシュ