ファンクのパーラメント、ロックのファンカデリックというPファンクの不文律も、その境界は次第に曖昧なものとなっていくが、本作はそんなファンクなファンカデリックの代表作にしてPファンクの思想をダイレクトに掲げた傑作。従来のイメージから、ドロドロとした内容をイメージすると肩透かしを食らうこと必至のタイトル曲は軽快かつポップ。それでいて凡百のバンドには求め得ぬ複雑な構造を持った自家薬籠中のグルーヴは彼らならではのもの。Pファンクお得意のスローファンク"Promentalshitbackwashpsychosis Enema Squad"、そのものズバリの挑発的な"Who Says a Funk Band Can't Play Rock?!"など、口当たりの良さに潜ませた型破りな元祖ミクスチャー精神は健在。
- 1971年
- 1970年
- 1973年