ショーターミュージックの幕開けを告げる、Blue Note Records第1弾。1959年、アート・ブレイキー&ザ・ジャズ・メッセンジャーズに参加し、音楽監督的役割も果たしていたウェイン・ショーターは、1964年にBlue Note Recordsと契約。同年4月、ジョン・コルトレーンのバックを務めるマッコイ・タイナー (P)、レジー・ワークマン (B)、エルヴィン・ジョーンズ (Dr)、盟友リー・モーガン (Tp) からなるクインテットで、最初のリーダーセッションを行った。夜の街をさまようようなブルージーなワルツ"Night Dreamer"、東洋思想に影響を受けたスピリチュアルなバラード"Oriental Folk Song"、黙示録をテーマにした"Armageddon"など、ジャズ・メッセンジャーズでの経験を糧に、ショーター独自の嗜好が反映された創造性あふれる楽曲が並ぶ。また、アルバム全体に漂うクールなムードに、モードジャズの先を見据える彼の先見性を感じることができるだろう。
その他のバージョン
- 1974年
- 1965年
- 1997年
- 1967年
- ゲイリー・バートン & キース・ジャレット
- フレディ・ハバード
- Joe Henderson
- ジェフ・“テイン”・ワッツ
- マッコイ・タイナー