情緒的な演奏と卓越したセンスで、東欧伝統音楽とジャズの未来が融和した詩的な世界観へリスナーを引き込む、アルメニア生まれのジャズピアニスト、ティグラン・ハマシアン。若くして天才と呼ばれ、新作ごとに新境地を開拓してきた彼の5枚目のリーダー作となる本作は、ジャズロックバンドKneebodyからドラマーとサクソフォニストが参加。神秘的なピアノに変速ビート、女性スキャットが重なり合い、緊張感漂うサウンドを徐々に作り上げていく。サンプル音を用いた"Erishta"や、ピアノと電子楽器が奏でるバロック調の"Road Song"など、プログレッシブロックやエレクトロニカの要素も取り入れた、彼の実験的精神が発揮されたこの作品からは、ジャズの未来が感じられる。
その他のバージョン
ミュージックビデオ
- 2013年
- カート・ローゼンウィンケル & OJM
- Mark Guiliana
- リチャード・スペイヴン