それぞれのメンバーが離れた立ち位置で収まったジャケット写真から予想される通り、これまでのアバのイメージとは大きく異なる内容となった、1981年リリースの8作目のオリジナルアルバム。その翌年にグループは事実上の解散となる。"When All Is Said and Done"や"One of Us"など比較的ポップな楽曲もあるが、力強いメロディの中に不穏なムードが漂うタイトル曲"The Visitors"を筆頭に、どこか陰りのあるナンバーが多い。随所に感じられるクラシカルな奥行きには、後にミュージカル『マンマ・ミーア!』で開花する、ビヨルン・ウルヴァエスとベニー・アンダーソンの音楽性の片りんを聴き取ることができるだろう。オリジナル盤は全9曲で、10曲目以降はリマスター盤にボーナストラックとして追加された。
その他のバージョン
- 2021年
- アグネタ・フォルツコグ
- Pamala Stanley
- Suzi Lane
- ライザ・ミネリ
- デッド・オア・アライヴ
- Pussycat featuring Toni Willé