The Low End Theory

The Low End Theory

1990年以降に現れたニュースクール勢には才人が数多くひしめいていたが、その中の傑物を集めて出来たスーパーグループがア・トライブ・コールド・クエスト。中心メンバーとなるQティップの鼻にかかったような独自の声質とフロウはー度聴いたら耳から離れない(しかもシーン随一のファッショニスタ)。さらにサウンドプロダクションのセンスやネタ選びへの嗅覚や、当時ではまだ珍しかったジャズ/フュージョン系をサンプリングしたダークでディープな雰囲気は、その後の東海岸スタイルの先駆的なものとなった。"Verses from the Abstract"では御大ロン・カーターを迎えてウッドベースを弾かせている。低音を効かせたミックスの斬新さも当時のヘッズたちを驚嘆させた。Phife Dawgとのラップの掛け合いも実に軽快。

オーディオエクストラ

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