"ヒップホップの黄金時代"と言われる1990年代を代表するトラックメーカー／プロデューサーとして、ギャング・スターのDJ PREMIERやMain SourceのLarge Professorらと並び評されるピート・ロック。これは彼の初期の代表作として知られるピート・ロック & C.L.スムースの1992年リリースのデビューアルバム。既にプロデューサーやリミキサーとして高い評価を得ていた"ソウルブラザー#1"こと彼のジャズやファンク、ソウルミュージックなどのサンプルを自在に駆使したソウルフルでファンキーなトラックプロダクションが冴えわたり、スキルあふれるリリシストとして知られるC.L.スムースのラップがタイトに絡む。2人の密なタッグが生み出す太いグルーヴがアルバム全篇に貫かれ、まさにヒップホップの黄金時代を代表する作品と呼ぶにふさわしい出来映え。シングルとしてリリースされた"Straight out"や "They Reminisce over You (T.R.O.Y.)"、"Lots of Lovin'"など、多くのヒップホップクラシックを生み出した。