10曲、1時間9分

タイトル 時間

評価とレビュー

じょしゅあ

Urban・海 緊張感と緩さが共存した作品

前作(Initial Impulse)に比べるとやや彼らの持つ猛々しさからは距離を置いた感のある2作目。
今作は、タイトルのUrban lightsに象徴されるよう都会的にギュッと引き締まったシャープでクールな楽曲が勢ぞろい。
イントロを飾るUrban lightsをはじめ、前作の匂いを引き継いだHigh Driveはジャズというカテゴリを飛び出し、聴くものの高揚感を高めていく。
またセカンドタイトル名となっている海時風色は、徳田自身のルーツである鹿児島県南端に位置する沖永良部島の自由でゆるい空気を想わせる情緒豊かなサウンドが琴線に触れる。
Guitarの鈴木直人が奏でるこの琉球三味線は徳田の祖父が実際に使用していたもの。
そして海時風色と沖縄民謡である天咲ぬ花をミクスチャーさせたラストソングを歌うのは徳田の実妹である徳田恵美である。
まさに兄妹でそのルーツに迫ったコラボレーションと言えるであろう。
デヴュー作となったInitial Impulseは今にも飛び出したい、逸る気持ちを抑えきれずについに殻を突き破ったような、いわば衝動的な作品だった。
一方、本作は都会で軽快に仕事をこなし、本来人間が持つ五感を研ぎ澄ますため魂の癒しを求め旅発つ、とまさに現代人のライフスタイルを象徴するかの如き全10曲がクレジットされている。