Armin van Buurenによる5枚目のアルバム。2013年にリリースされた本作は、EDM色の強いタイトルトラックで幕を開け、音楽的エネルギーをすべて解放したかのようなダンス仕様の一枚となっている。シンセが織りなす美しいメロディライン、幻想的なヴォーカル、ドラマチックなアレンジはそのままに、"This Is What It Feels Like"などに見受けられる、ドロップに向かう艶やかなビルドアップというエレメントが追加され、疾走感と高揚感を兼ね備えたプロダクションの幅はさらに広がりを見せている。時代のトレンドを取り入れサウンドをアップデートしつつ、普遍的なダンスミュージックを成立させるプロデュース力が光る一作。