Sunseed

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ヘイリー・セイルズは、カナダはバンクーバー島に拠点を置くシンガー・ソングライター。デビュー作である本作のリリースの時点でまだ22歳だ。父親は、マイルス・デイヴィスが訪れもするようなスタジオを所有していたり、グレイトフル・デッドに楽曲を提供したりする音楽人だったらしく、そんな環境で育った彼女がミュージシャンになるのも至極当たり前のことかもしれない。彼女の音楽は、完全にその生活環境に影響されている。両親が経営するバンクーバー島のオーガニック・ブルーベリー農場というスローライフな土地に暮らし、父親が作ったスタジオで好きなときにひとりで音楽をつくるというスタイル。だからこのアルバムは、デビュー盤にもかかわらず彼女自身がプロデューサーとしてクレジットされている。さらに、ボーカルは当然としても、ギター、ピアノも自分でこなした。そしてまた、彼女はサーファーだ。彼女の表現のすべてが、そういったライフスタイルにきちんと根ざしていることが、女性版ジャック・ジョンソンと呼ばれたり、ドノヴァン・フランケンレイターの2009年の来日公演のオープニングアクトを務めるなど、サーフ・ミュージック系のシンガー・ソングライターファンにも支持される理由だろう。

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