オーストリア出身のギタリスト、ウォフルガング・ムースピールのECM Recordsからの約2年ぶり3枚目のリーダー作。ドラムスがブライアン・ブレイドからエリック・ハーランドに変わった以外は、2016年のアルバム「Rising Grace」と同じメンバーが参加。ムースピールは、楽曲によって、エレクトリックとナイロン弦のギターを使い分け、スリリングで美しい空間を創造。"Buenos Aires"ではソロ、"Panorama"では、エリック・ハーランドとのデュオによる一服の清涼剤のような演奏で、リーダーとして緩急を自在に操っている。また前作同様、トップアーティストとして活躍するアンブローズ・アキンムシーレ(Tp)とブラッド・メルドー(P)の共演が、セッション全体に大きな化学反応を起こしており、一際存在感を放っている。
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