さくらの唄

さくらの唄

世紀の境目をまたいで、日本の新世代におけるパンクシーンをリードしてきたGOING STEADY。その刹那と永遠がここには刻まれている。2001年リリースの本作の後、彼らはいくつかのシングルも発表しているが、2003年初頭に突如解散を発表したことで、結果的にこれが彼らの2作目にして最後のアルバムとなった。全編が英語表記の楽曲タイトルと荒削りなパンクサウンドに満ちていた前作と比較しても、本作では曲調や言葉の情緒表現が一層豊かになり、衝動的で激しいパンクを鳴らすための大きな抑揚を描いている。ゆがんだ爆音の中からキラリとあふれるサウンドの美しさや、ノスタルジーを喚起し胸を揺さぶるメロディは、「星に願いを(ALBUM VERSION)」や「BABY BABY(ALBUM VERSION)」、「もしも君が泣くならば」などに結実。後に銀杏BOYZが大胆に改変した「銀河鉄道の夜」も含め、多くの楽曲がバンドの枠組みを越える不朽のレパートリーとして歌い続けられることになった。

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