Number Girl や Zazen Boys のフロントマンとして活躍する向井秀徳と、長い海外生活で身につけた海外基準の音楽センスを武器に活躍するシンガー・ソングライター LEO今井。この強烈な個性を持つ2人が結成したプロジェクト Kimonos のセルフ・タイトルのデビュー作が本作だ。吉田一郎(Zazen Boys)とグレッグ・ソーニア(Deerhoof)といったゲスト参加はあるものの、基本的には向井と今井の2人だけで演奏とプログラミングを行い、スタジオで練り上げられたという全10曲はどれも音数少なめで強烈な音圧が特徴。打ち込みのビートと、ロウな音色のシンセを前面に押し出した音楽性からは、「Zazen Boys 4」を一歩進めた印象を受けるリスナーも少なくないだろう。全体に Talking Heads からの影響を感じる80年代風のオリジナル曲のほか、LEO今井の過去曲 “Tokyo Lights” や細野晴臣の “Sports Men” のカバーなども収められていることにも注目したい。
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