トリッピー・レッド

トリッピー・レッド

最新リリース

必聴アルバム

アーティストプレイリスト

トリッピー・レッドについて

2018年も終わりに近づいたころ、ラッパーのトリッピー・レッドはApple MusicのインタビューでZane Loweに翌年の抱負について尋ねられて、ただ一言こう答えた。「頭に浮かんだことは何でもやる」。振り返ってみれば、彼は見事やってのけたと言っていいだろう。プレイボイ・カルティや故ジュース・ワールドといった同世代のラッパーたちと同様、トリッピー・レッドも自分のアイデアに沿って完璧な作品を作り上げることには関心がなく、むしろクリエイティブな頭脳にいきなり飛び込み、よどみなく流れるインターネットをコンテンツの発信手法として精力的かつ熱心に取り入れる若手ラッパーの代表格だ。「アイデアが浮かばなくても、俺はスタジオに入るんだ」と、彼はLoweに語った。「仕事の気分じゃないときでも、とりあえずやってみる」。そうした姿勢は、彼が手掛けたアルバムやミックステープシリーズ「A Love Letter to You」からもうかがえる。憂鬱でエモ風のトラップから、滑らかなR&Bのトラックへと変化するサウンドには、マリリン・マンソンの挑発的な表現やリル・ウェインの巧妙な音作りからの影響が感じられる。1999年オハイオ州カントンで生まれたトリッピー(本名Michael Lamar White)は、2014年に兄が交通事故で他界すると音楽に安らぎを見いだし、カントン在住の従兄弟と曲作りを始めた。アトランタに移ってからは、EPを次々制作してはデジタルストリーミングで発表。2017年末には注目度の高いコラボレーションを次々と実現させ、トラヴィス・スコットをフィーチャリングした「Dark Knight Dummo」でついにメインストリームでもブレイクした。2018年春にはマリリン・マンソンから拝借した売り言葉である“悪魔以上の大物”を自負し、数か月後にはデビューアルバム『LIFE'S A TRIP』を、次いで2019年には『!』をリリースした。一方、オンライン上の献身的なファンは、2020年の『Pegasus』に収録されるのではと噂されたストリーミングやソーシャルメディアからの音源を巡って、熱心に憶測を交わし合った。

出身地
Canton, OH, United States
生年月日
1999年6月18日
ジャンル
ヒップホップ/ラップ

国または地域を選択

アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ