最新リリース
- 2024年4月12日
- 76曲
- 癒しのモーツァルト~自律神経を整える4000Hz (和合治久監修) · 1968年
- ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2,3番 · 1994年
- カラヤン・べスト100 · 1965年
- ヴィヴァルディ 協奏曲<四季> · 1985年
- ホルスト:組曲《惑星》 · 1981年
- カラヤン・べスト100 · 2014年
- カラヤン・べスト100 · 1995年
- オペラ間奏曲集 · 1995年
- Tchaikovsky: Nutcracker · 1990年
- R=コルサコフ:シェエラザード、他 · 1987年
必聴アルバム
- 印象主義音楽の筆頭として、近代クラシック音楽の基盤を築き上げたフランス出身の作曲家モーリス・ラヴェル。アジアやスペインの文化から影響を受けた作品が多く見受けられる。“ボレロ(Boléro)” や “スペイン狂詩曲(Rapsodie Espagnole)” はスペインの印象を表現し、“ラ・ヴァルス(La Valse)” ではウィーンの文化を風刺しつつも、美しいワルツで称えている。フランス出身の指揮者兼作曲家ピエール・ブーレーズはラヴェルの作品の重要性を熟知しており、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団を率いて曲の素晴らしさを余すところなく披露している。
- 2013年
- 同時期に活躍したチャイコフスキー同様に、チェコ出身の作曲家アントニン・ドヴォルザーク(1841-1904)はドラマチックなパワーを持つ斬新なメロディを好んで使用した。ニューヨークで音楽教師として働いていた1892年から1895年の間、彼はアメリカへのオマージュとしてアフリカやアメリカ先住民の音楽性を取り入れた「交響曲第9番 『新世界より』(Symphony No. 9 “New World Symphony”)」を作曲。チェコ出身の指揮者ラファエル・クーベリックは幾度もこの作品に挑戦し、その中でも1972年にベルリン・フィルハーモニー管弦楽団との演奏が最も完成度が高く、様々な文化的要素を取り入れたユニークな傑作となっている。アルバムは陽気な旋律が印象的な「交響曲第8番(Symphony No. 8)」で始まる。
- Henri Murgerの小説をベースに作られた4幕物のオペラ。アルトゥーロ・トスカニーニによって1896年に初演されて以来、ライトモチーフ手法(登場人物ごとにメロディを設定する)と豊富な見せ場によって次第に人気を集め、今では最もよく演奏されるオペラのひとつとなった。詩人のロドルフォを演じる、1973年のレコーディング当時は若手のテナー歌手だったパヴァロッティや、"Donde lieta uscì"で温かみあふれるパフォーマンスを魅せたミレッラ・フレー二というオールスターキャストは豪華そのもの。また、指揮者を務めたヘルベルト・フォン・カラヤンの多大な作品群の中、本作は彼の紛れもない傑作の一つとして知られている。
- 2024年
- 2024年
アーティストプレイリスト
- 洗練と迫力を備えた管弦楽演奏の極致。その揺るぎない伝統と、清新な新風の融合に注目しよう。
- 2024年
- 2024年
- 2023年
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団について
もしクラシックリスナーに世界最高のオーケストラを選ぶ投票を行ったら、間違いなくベルリン・フィルハーモニー管弦楽団(以下、ベルリン・フィル)がトップ、あるいはそれに準ずる位置にランクインするだろう。1882年に創立されたこのオーケストラのスタートは比較的地味なもので、最初の演奏会は野外レストランで行われた。しかし、その後ベルリン・フィルの芸術的水準は急速に高まり、1913年に指揮者アルトゥール・ニキシュと共にベートーヴェンの『交響曲第5番《運命》』を録音すると、国際的にその名を知られるようになった。ニキシュの後任として1922年に首席指揮者となったヴィルヘルム・フルトヴェングラーが遺したベルリン・フィルとの録音は、第2次世界大戦時に黙示録さながらの雰囲気の中で行われた音楽制作の時代を現代に伝えている。戦後に首席指揮者となったヘルベルト・フォン・カラヤンは35年間にわたってベルリン・フィルを率いた。カラヤンはそれまでとは次元の違う新たな豊かさ、力強さ、洗練された響きをオーケストラにもたらし、カラヤンとベルリン・フィルのレコードは商業的にも大きな成功を収めた。その後継者であるクラウディオ・アバド、サイモン・ラトル、キリル・ペトレンコといった指揮者たちも、それぞれに優れた手腕を発揮し、ドイツオーストリアのクラシックをコアとしながらも、ベルリン・フィルのレパートリーを大きく広げてきた。また2008年にスタートした『デジタル・コンサートホール』も革新的な試みの一つだ。これはオンラインで生やアーカイブのコンサートを鑑賞できるシステムで、ベルリン・フィルの魅力的な演奏を、さらに世界の隅々にまで届けてくれる。
- 出身地
- Berlin, Germany
- 結成
- 1882年
- ジャンル
- クラシック