39歳でデビューした遅咲きのシンガー木山裕策は、夢を追う人々の背中を押す存在となった。1968年、大阪に生まれた彼は30代で大きな病を乗り越えた経験をきっかけに歌手になることを目指し、テレビのオーディション番組を通じて夢をかなえた。自身を支えてくれた家族に愛を伝えるデビュー曲「home」（2008年）は大きな感動を呼び、2022年には同曲をモチーフにした舞台が上演されるなど、その歌は時代を超えて親しまれている。