DJスネイク

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DJスネイクについて

チャートをにぎわす他の多くのEDMアーティストに比べると、DJスネイクはどちらかといえば控えめな存在である。インタビューを受けることは多くないし、写真ではいつも大きな黒いサングラスをかけている。その代わりに、そのサウンドで自らが何者であるかを語るのだ。地球を揺るがすようなトラップから軽快なトロピカルハウスまで、DJスネイクのスタイルには決まった特徴がない。だが、彼がプロデュースしたことを示す痕跡は、精密に加工されたスネアや、鮮やかに調整されたボーカルサンプル、立体的なサウンドアプローチなど、細部にわたって見つけ出すことができる。1986年生まれ、フランスとアルジェリアにルーツを持つDJスネイク(本名ウィリアム・グリガーシン)は、パリで育ち、かつてはグラフィティアーティストやヒップホップDJとして活動していた。そしてレディー・ガガの「Government Hooker」の共同プロデュースを手掛けたことをきっかけにブレイク。さらに、わめくようなリル・ジョンのタイトルコールが奇抜さを放つ2013年リリースのトラップアンセム「Turn Down for What」で世界のステージへの扉を開いた。2015年、彼はメジャー・レイザーとMØとタッグを組み、ダウンテンポなスローモーハウスに、クリスタルな音質のフィンガースナップ(指で鳴らす音)と耳に残るコーラスを組み合わせた「Lean On」で、繊細な一面を披露してみせた。以来、DJスネイクは2016年のデビューアルバム『Encore』をはじめとするさまざまな作品で、自身のサウンドの限界を広げ続けている。ジャスティン・ビーバーが歌う軽やかな「レット・ミー・ラヴ・ユー」では、まるで世界一ぜいたくなエアマットレスのようなサウンドを提供し、ナイジェリア出身のシンガー、ニニオラの「Maradona Riddim」では、しなやかでアコースティックな色合いのアフロビーツを響かせた。それにしても「Maradona Riddim」とは、実に皮肉なタイトルである。マラドーナはサッカー界で最も派手な人物の一人だが、DJスネイクはその名の通り、どこに向かうか分からない、この上なく秘めやかな存在なのだから。

出身地
Paris, France
生年月日
1986年6月13日
ジャンル
ダンス

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