Black Eyed Peas

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Black Eyed Peasについて

ヒップホップの進化を体現した存在があるとすれば、それはきっとBlack Eyed Peasだろう。彼らはストリートの視点と、ポップシーンを束ねる力、世界各地の幅広い層にアピールする魅力を持ったヒップホップグループだ。ウィル・アイ・アム(本名William Adams)とアップル・デ・アップ(本名Allan Pineda Lindo)のコンビの誕生は1990年代初頭の、ヒップホップの黄金期にさかのぼる。2人がロサンゼルスで結成したジャズラップグループA.T.B.A.N Klannは、N.W.A.の代表格イージー・Eが主宰するRuthless Recordsと契約を結んだ。1995年にイージーの他界で機運を失った2人は、MCのタブー(本名Jaime Luis Gomez)と組み、サポートボーカルとしてKim Hillを迎えてBlack Eyed Peasを結成。ネオソウルな趣のある前衛的な1998年のデビューアルバム『Behind the Front』は、ウエストコーストのギャングスタラップに対抗するものだった。2002年にKim Hillが脱退した後、ガールズグループ出身の才能豊かなボーカリスト、ファーギー(本名Stacy Ann Ferguson)が加入する。元メンバーの代役以上の存在を見つけたグループは、彼女の魅惑的なボーカルに後押しされると、2000年代半ばには「My Humps」(2005年)などのヒット曲で、チャートのトップへと躍り出た。その一方で、「Where Is the Love」(2003年)では9.11以降の時代の人々に勇気を与える応援歌として、社会的メッセージを発信した。そして2000年代末にEDMがアンダーグラウンドからメインストリームの流れに乗ってくると、Black Eyed Peasは「I Gotta Feeling」(2009年)といったアップテンポな楽曲でフェスティバル会場をにぎわせた。グループは2011年に長期の活動休止期間に入る。その間、ウィル・アイ・アムはマルチメディア業界のリーダーとしての座を確立したが、ファーギーはソロとしてのキャリアを目指すため脱退。それをきっかけに、2018年の『MASTERS OF THE SUN VOL. 1』ではBlack Eyed Peasはオルタナティブなラップというルーツに立ち帰った。さらに2020年に発表した『TRANSLATION』では、ホットなレゲトンナンバーでJ. バルヴィンをはじめとするラテンスターを起用するなど、トレンドをかぎ分ける才覚をアピールしている。

出身地
Los Angeles, CA, United States
結成
1995年
ジャンル
ポップ

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アフリカ、中東、インド

アジア太平洋

ヨーロッパ

ラテンアメリカ、カリブ海地域

米国およびカナダ