最新リリース
- Memory · 2018年
- ウォーター · 2016年
- Brahms: 6 Piano Pieces, Op. 118: No. 2 in A Major. Intermezzo - Single · 2023年
- Credo · 2003年
- For Clara: Works by Schumann & Brahms · 2023年
- パースペクティヴス · 2005年
- Beethoven: Concerto No. 5 & Piano Sonata No. 28 · 2007年
- パースペクティヴス · 2016年
- Mozart · 2011年
- Brahms: 7 Fantasies, Op. 116: No. 2 in A Minor. Intermezzo - Single · 2023年
必聴アルバム
- ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンは時代を象徴する天才ピアニストとして音楽史に残る作品を生み出し、ピアノ音楽の未来に多大な影響を与えた。彼の最も有名なピアノ協奏曲 “皇帝(Emperor)” は彼の中期時代の最高傑作であり、後期の作品 “ピアノソナタ第28番(Sonata No. 28)”、 “月光ソナタ(Moonlight Sonata)” の第一章と共にこのアルバムに収録されている。フランス出身のピアニスト、エレーヌ・グリモーは繊細ながらも力強いパフォーマンスで、ベートーヴェンの代表作品を表現した。
アーティストプレイリスト
- ドイツ・ロマン派音楽を得意とするフランスのピアニスト。狼の保護活動の専門家としても活動。
シングル&EP
ライブアルバム
- 2020年
- 2018年
- 2017年
- 2011年
- 2009年
エレーヌ・グリモーについて
フランスのピアニスト、エレーヌ・グリモーは、初期においてその早熟ぶりでシーンに衝撃を与え、その後、深い内省に裏打ちされた円熟味あふれる演奏を聴かせるようになった。その進化の軌跡は、彼女がリリースしてきた数多くのアルバムにもよく表れている。 1969年にエクサンプロバンスで生まれたグリモーは、8歳でピアノを習い始めると驚異的なスピードで上達し、13歳でパリ国立高等音楽院に入学する。1985年にはラフマニノフのソロピアノ曲で録音デビューを果たした。デイヴィッド・ジンマン、クルト・マズア、ウラディーミル・アシュケナージといった名指揮者たちと共演した協奏曲も含む初期の録音からは、実に奔放で、時に危険なほど感情を高ぶらせる彼女の気性が感じられる。ベートーヴェンの『ピアノ協奏曲第4番』(1806年)と、後期のピアノソナタの独善的ともいうべき演奏を収録した1999年のアルバムは賛否を分かつものではあるが、その演奏には間違いなく強烈なカリスマ性が宿っている。 これらを含むかなり多くのアルバムをリリースした後の2002年、グリモーはドイツ・グラモフォンと契約した。ここでの彼女は、ベートーヴェンとペルトを中心にした大胆なプログラムによる『Credo』(2003年)や、リストやベルクのソナタを収録した『Resonances』(2010年)など、テーマ性のある作品同士が時空を超えて対話するような、多様なレパートリーをミックスしたアルバムを制作するようになった。また近年では、リスト、ラヴェル、フォーレ、ドビュッシー、武満徹などの作曲家たちが水をテーマに書いた曲の間にニティン・ソウニーによるインタールードが挿入される『ウォーター』(2016年)や、シルヴェストロフ、ショパン、ドビュッシー、サティ、そしてソウニーの楽曲から成る『Memory』(2018年)といった、多くの短い曲を巧みにプログラムすることで、全体を通じて一つのコンセプトを表現するようなアルバムもリリースしている。 年を重ねたエレーヌ・グリモーの演奏は若い頃のように高揚感にあふれたものではないかもしれないが、思慮深さを増し、時に刺激的なものとなっている。
- 出身地
- Aix-en-Provence, France
- 生年月日
- 1969年11月7日
- ジャンル
- クラシック