B'z

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B'zについて

最強のロックユニットにして、日本のポップミュージック史上に残る大きな成功を収めているB’z。J-Popが主流になってからのお茶の間レベルのリスナーから、マニアックなほど洋楽ロックを愛する熱心なロックファンまでもが、彼らのサウンドの素晴らしさを認めているほど。その音楽のとてつもないスケールは、松本孝弘(G)と稲葉浩志(Vo)の2人が1988年のデビュー以来、自分たちの世界を着実に進化させてきたたまものといえる。振り返れば、例えば初期の「Easy Come, Easy Go!」(1990年)の頃のB'zは、新たに訪れたJ-Popの時代を代表するような、ヒットチャートを席巻するイメージのアーティストだった。それ以前は松本がかつてサポートを務めたTM NETWORKからの影響も見られるほどに打ち込みのサウンドが主体だったこともあり、引き続きポップなイメージが先行していた。しかしやがて松本は自身のギターサウンドを念頭に置きながら、自分たちの表現をさらに刺激的に変革させることを追求し、かたや稲葉は日本語の歌詞表現による面白みや深みを見つけていった。2人は「裸足の女神」(1993年)など数々のヒット曲を放ちながらB’zでの新機軸を探り、そのベクトルはハードロックへと向いていく。「Don’t Leave Me」(1994年)や「ねがい」(1995年)といったロックナンバーからは、この2人が単なるヒットユニットではなく、ロックサウンドを志しながらオリジナリティを創出しようとする野心的なアーティストである事実がうかがえる。また一方で、B’zはライブパフォーマンスでの表現の可能性を貪欲に追い求め、それが音楽性にフィードバックされていった背景もある。彼らは自分たちのライブを“LIVE-GYM”と名付け、その場にて時にダイナミックで、時に繊細な音楽表現を行っていったのだ。1990年代の半ばには会場はアリーナやスタジアムになり、そうした空間でのラウドなサウンドが「LOVE PHANTOM」(1995年)や「ultra soul」(2001年)といった彼らの代表的なビッグヒットの呼び水になったと解釈することもできる。2000年代に入っても彼らはサウンドを前進させることを怠らなかった。お互いのソロ活動を挟むことで、松本のギターの世界はより豊かな表現を手に入れ、稲葉は内側に葛藤や弱さを抱える人間としての心理を曲に表すようになる。そして結果的にこれらはB’zの表現を押し広げることに帰結していった。B’zのアルバムセールスは日本で最大級を誇るものだが、その音楽性のベースがハードロックであるのは驚くべき事実であり、さらにエアロスミスと共演するなど、彼らがルーツとした本家に認められているのも並々ならぬことだ。こうして長い道のりを走り続ける松本と稲葉だが、彼らがその足を止めることはないだろう。間違いなく、彼らは日本における最強のロックユニットである。

出身地
Japan
結成
1988年
ジャンル
ロック

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米国およびカナダ