TULIP

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TULIPについて

“日本のビートルズ”と言われるほどに、TULIP(チューリップ)はバンドの基本をビートルズサウンドに置いて良質な音楽を奏でてきた。そしてそれにとどまることなく、日本語による歌詞の表現、ハーモニーを駆使したメロディアスな楽曲などを盛り込んで、特に1970年代には先鋭的な音楽性を追求した。 彼らの名を聞いて「心の旅」(1973年)、「青春の影」(1974年)、「サボテンの花」(1975年)、「虹とスニーカーの頃」(1979年)といったヒット曲を思い浮かべる音楽ファンは多いだろう。そうしたヒット曲にとどまらず、TULIPの最大の特色は財津和夫(Vo/G/Key/Cho)を中心とした音楽性の高さにある。特に彼のポール・マッカートニーへの傾倒ぶりはこのバンドのかなりの部分に影響をもたらしている。さらに姫野達也(Vo/G/Key/Cho)、安部俊幸(Vo/G/Cho)らメンバーの才能の豊かさも特筆すべき点で、各人が曲作りに関わり、ボーカルやコーラスを担当する形態もまたビートルズを思わせる側面だ。ことに「心の旅」のリードボーカルである姫野の、繊細な甘さのある歌い方は以後のニューミュージックに影響を与えたという見方もされているほど。もちろん、財津の美声も忘れてはいけない。このような彼らの飛び抜けた音楽性を確かめたければ、デビュー作『魔法の黄色い靴』(1972年)、3作目の『TAKE OFF 離陸』(1974年)といった優れた作品に触れることをおすすめする。 TULIPはメンバーチェンジを重ねた末に1989年限りで活動を終えたが、1997年からは再結成ツアーを繰り返し行うようになり、その都度ファンは会場に詰めかけている。彼らが憧れたビートルズの音楽と同じく、チューリップサウンドは鳴りやまない。

出身地
Fukuoka
結成
1970年
ジャンル
J-Pop

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