最新リリース
- Philip Glass Solo · 2024年
- Philip Glass Solo · 2024年
- Philip Glass Solo · 2024年
- The Hours (Music from the Motion Picture) · 2002年
- Glassworks (Expanded Edition) · 1982年
- Glass: Solo Piano · 1989年
- Philip Glass Solo · 2024年
- Philip Glass Solo · 2024年
- Glass: Einstein On The Beach · 1979年
- Glass: Solo Piano · 1989年
必聴アルバム
- 現代を代表する数々のマエストロや、世界各地の主要なオーケストラと共演を重ねるルノー・カピュソンは、フランスを代表するバイオリニストの一人だ。本作では、現代音楽を得意とするアメリカの名指揮者デニス・ラッセル・デイヴィスとタッグを組み、2017年1月31日で80歳のグラスの代表作とバーンスタインの作品を取り上げている。繊細さと荒々しさが同居するカピュソンの演奏は、グラスの名曲に新たな輝きを与えている。
- 1960年代のトレンドであった十二音技法や、セリエル音楽といった作曲法に捕われない独自の作曲スタイルで、20世紀で最も影響力を持つ作曲家の一人となったフィリップ・グラス。アメリカのミニマリズムの生みの親の一人であるグラスは、1980年代にロマン派に傾倒し、典型的なフォーマットを大胆に用いた。オペラや協奏曲、そしてコンサート用の作曲に力を入れ、“交響曲第8番(Symphony No. 8)” などは三つの楽章から成る壮大な交響曲となっている。19分に及ぶ第一章には八つのテーマが含まれており、フィナーレでは各テーマが折り重なる様にレイヤーされ、独特な響きを聞かせている。
- 1989年
- ミニマルミュージックの旗手と見なされる作曲家フィリップ・グラスは、レコード店を経営していた父親の影響で、幼い頃からさまざまなクラシック音楽に親しんだ。ピーボディ音楽院の予備プログラムでフルートを学び、シカゴ大学では数学と哲学を専攻。そしてアントン・ヴェーベルンの音楽に触れたグラスは、Steve Reichと同時期にジュリアード音楽院で鍵盤楽器を学び、フルブライト奨学金を得てパリの伝説的な音楽教師Nadia Boulangerに師事する。1981年にThe Philip Glass Ensembleのために作曲した『Glassworks』は、“ウォークマン世代”に親しまれることを意図して制作された音楽で、商業的にも成功を収めた。今回の復刻版には、オリジナル音源と共にグラス自身が楽曲とその制作過程について語るインタビューが収録されている。この作品を知っている人にとっても、初めて聴く人にとっても素晴らしいガイドとなるはずだ。
- 2024年
- 2024年
- 2024年
- 2024年
- 2024年
- 2024年
- 2024年
アーティストプレイリスト
- ミニマルミュージックの偉大な作曲家。さまざまな音楽に触れたことでたどり着いた、独自の音楽観を楽しむ。
- シンプルながらも印象的なリフレインで魅せる、ミニマルシーンの代表的作曲家。
- シンプルさと巧みな音楽的構造が交錯するジャンルレスな世界をグラス自らが選曲。
- フィリップ・グラスの豊かで奥深い、新たなアプローチを試みる作品の数々。
- クラシックから民族音楽、ロックまで透視した音楽家フィリップ・グラスをインスパイアしたサウンド。
- 熱心なフォロワーたちの楽曲で、この先鋭的な作曲家の影響力を浮き彫りにする。
- 2023年
参加作品
- Soundwalk Collective & パティ・スミス
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フィリップ・グラスについて
フィリップ・グラスはミニマルミュージックのパイオニアの一人であると同時に、ニューヨークのダウンタンを拠点とする自由なスピリットを持ったアートシーンの代表的存在として、その魅力を世界に広めてきた。自ら「ユダヤ人で、道教の信者で、ヒンズー教徒で、トルテック族で、仏教徒」と称するグラスは、1937年ボルティモアの生まれ。父親が経営するレコード店で前衛的なクラシック音楽をむさぼるように聴き、ジュリアード音楽院に進み、さらにパリの伝説的音楽教師ナディア・ブーランジェに師事した。1968年には以後長きにわたって活動を続けているThe Philip Glass Ensembleを結成し、1974年には典型的なミニマルミュージックを生み出していた時代のピークとなった作品『Music in Twelve Parts』を完成させている。グラスはこの4時間に及ぶ大作を、配管工やタクシー運転手の仕事をしながら書き上げたのだ。25を超えるオペラの最初の3作、『Einstein on the Beach(浜辺のアインシュタイン)』(1976年作曲)、 『Satyagraha(サティヤーグラハ)』(1979年作曲)、そして『Akhnaten(アクナーテン)』(1983年作曲)はいずれも歴史上の人物を題材にしたもので、それぞれが現代の名作オペラとして高い評価を受けている。ミニマルミュージックの枠を超え、“繰り返しの構造を持つ音楽”の作曲家として柔軟な進化を遂げたグラスは、1992年から2019年の間に12の交響曲を生み出しており、中でもデヴィッド・ボウイの“ベルリン3部作”をベースにした第1番、第3番、第12番は、特に高い人気を誇っている。グラスは他に、いくつかの弦楽四重奏曲や、ピアノとはじめとする鍵盤楽器のための作品においても、際立って優れた成果を上げてきた。またアカデミー賞®にノミネートされた『Kundun(クンドゥン)』(1997年)や『Notes on a Scandal(あるスキャンダルの覚え書き)』(2006年)をはじめとする多くの映画のサウンドトラックや、ダンス、演劇にも、その特徴的な豊かに脈打つ音楽を提供している。
- 出身地
- Baltimore, MD, United States
- 生年月日
- 1937年1月31日
- ジャンル
- クラシック