おすすめプレイリスト
- Version · 2007年
- Back to Black · 2006年
- Duets II · 2011年
- Back to Black · 2006年
- Back to Black · 2006年
- Back to Black · 2006年
- Back to Black · 2006年
- Lioness: Hidden Treasures · 2011年
- Back to Black · 2006年
- Back to Black · 2006年
必聴アルバム
- 前作「Frank」で本格派ジャズシンガーの貫禄を持って登場したエイミー・ワインハウスのセカンドアルバムは、そのビーハイブヘアにふさわしく往年のガールグループやモータウン、スタックス・レコードを思わせるタイトなソウルアルバムに。グラミー賞(GRAMMY®)を5部門受賞し、レコード売り上げは2千万枚突破した、驚異の大ヒットアルバムとなった。ザ・ダップ・キングスを起用したヴィンテージなバンドアンサンブルに、"Ain’t No Mountain High Enough"をサンプリングした"Tears Dry On Their Own"などストリートワイズなセンスも併せ持ちながら、単なるレトロ趣味に陥ることなく、フレッシュなコンテンポラリーR&Bへと仕立てたマーク・ロンソンとSalaam Remiの手腕も光るが、やはり特筆すべきは水を得た魚のようなエイミーのソウルフルな歌声。本作が最後のオリジナルアルバムとなってしまったことだけが悔やまれる。
アルバム
- 2006年
- 2003年
- 2003年
アーティストプレイリスト
- 激しく生き、気高く歌う、魂を歌に捧げたソウルディーバが遺したもの。
- あの歌声、あのヘアスタイル、あの存在感。惜しくも早逝した歌姫の在りし日の姿。
- ADELE からレディー・ガガまで、彼女たちの中で今も生き続ける歌姫の魂。
- 初期曲やコラボ曲、幻のセッション音源まで、イギリスの歌姫の知られざる一面。
- 2023年
ライブアルバム
- 2021年
ベストアルバム、その他
- 2007年
参加作品
エイミー・ワインハウスについて
ポップミュージックの方向性を変えたエイミー・ワインハウスは、小学生から高齢者まで、世界中の幅広い世代のファンを魅了し、一時代を築いたアーティストだった。1983年に生まれ、ロンドンで育ったワインハウスは、2003年にデビューアルバム『Frank』をリリースするまで、セッションボーカリストとして生計を立てていた。その優美なかすれ声がUKでセンセーションを巻き起こし、マーキュリー・プライズにもノミネートされた一方で、『Frank』で聴けるジャジーな失恋ソングや落ち着いたファンクの雰囲気は、「Fuck Me Pumps」のようなカクテルラウンジに包まれたサウンドの下に潜む、気性の荒さをもてあそぶかのようだった。しかしながら、プロデューサーのマーク・ロンソンと、Sharon Jonesのブラスバンド、ザ・ダップ・キングスの助けを借りて、ワインハウスは2006年リリースのグラミー賞を席巻したセカンドアルバム『Back to Black』で、その並外れた個性を存分に発揮することができた。1960年代のガールズグループのような、ソウルフルなサウンドと生意気なスピリット、そして、言うまでもない蜂の巣のようなヘアスタイルを取り入れた彼女は、モータウンを聴いて育ったベビーブーマーを魅了するのに十分なほど忠実にレトロでありながら、その大胆不適な態度、そして、それにぴったりなタトゥーで、ヒップホップファンやインディーキッズにも慕われた。『Back to Black』はワインハウスを完璧なアンチディーバに変身させた。生々しく、フィルターのかかっていない信ぴょう性を放ち、同時にアンチ禁酒アンセムの「Rehab」で聴けるような生意気さと壊れていく危うさを表現し、とことん痛烈なタイトルトラック「Back to Black」では感情を打ちのめしてみせた。悲しいことに、『Back to Black』はワインハウスにとって、キャリアの頂点であると同時に最後の作品となってしまった。彼女は2011年にアルコール中毒で死去した。ワインハウスという星はあまりにも早く燃え尽きてしまったが、メインストリームのシーンに途絶えることのない足跡を残し、アデル、ジャネール・モネイ、サム・スミス、ラナ・デル・レイら、多彩なアーティストが、独自のレトロモダニズムのビジョンを追求できるようになったのだ。
- 出身地
- Enfield, London, England
- 生年月日
- 1983年9月14日
- ジャンル
- R&B/ソウル