フロー・ライダー

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フロー・ライダーについて

2007年、T-ペインを迎えたスマッシュヒット「Low」で、一躍ダンスミュージック界の鬼才としてシーンに現れたフロー・ライダー。しかし、彼がアンダーグラウンドなシーンを飛び出してグローバルなアイコンへ変身するまでには、とてつもなく長い時間があった。1979年、フロリダのキャロル・シティ出身のフロー・ライダー(本名Tramar Lacel Dillard)は、Groundhoggzというグループのメンバーとして1990年代を過ごした後、ようやくThe 2 Live CrewのFresh Kid Iceの元に師事。そこで、熱狂的な叫びから轟(とどろ)くようなうなり声へと瞬時に変わるスタッカート・フロウを作り上げた。2000年代初期には、Cash Money Recordsと関係性を築き、2004年にはPoe Boy Entertainmentと契約。そこから2008年のデビューアルバム『Mail On Sunday』へとこぎつけた。独特のポップなラップとサウス特有の威勢の良さを結びつけ、フロー・ライダーはたちまちヒットメイカーとなる。デッド・オア・アライブのクラシック曲を大胆にサンプリングした2009年の「Right Round」や、2015年に発表したとびきりキャッチーな「My House」など数々の楽曲で、恐ろしいほど耳なじみのいいフックと、シリアスな歌唱力を披露した。師匠のFresh Kid Iceと過ごした下積み時代以来、彼は長年培ってきたローカルラップに対する職人的アプローチを、瞬時に世界的パーティ・チューンを生み出す驚異的な能力へと昇華させたのだった。

出身地
Carol City, FL, United States
生年月日
1979年9月16日
ジャンル
ヒップホップ/ラップ

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