最新リリース
- 2024年4月12日
- 20曲
- Meteora (Deluxe Edition) · 2003年
- Collision Course - EP · 2004年
- Meteora (Deluxe Edition) · 2003年
- Hybrid Theory (Deluxe Edition) · 2000年
- New Divide - EP · 2009年
- Meteora (Deluxe Edition) · 2003年
- Meteora (Deluxe Edition) · 2003年
- Hybrid Theory (Deluxe Edition) · 2000年
- Minutes to Midnight (Deluxe Edition) · 2007年
- Hybrid Theory (Deluxe Edition) · 2000年
必聴アルバム
- リリースされるなりUS/UKをはじめ各国チャートで1位を記録した、2003年のセカンドアルバム。ラウドなミクスチャーサウンドとしての楽曲デザインは一層巧みさを増し、先行シングル曲 "Somewhere I Belong" では強い疎外感を歌い上げるチェスター・ベニントンのメロディと共にバンドサウンドがシンフォニーのように押し寄せる。"Faint" や "Breaking the Habit" では緊張感を掻き立てるストリングスアレンジが施され、また "Easier to Run" や "Numb" ではキーボードの淡々としたバッキングが楽曲を導くように鳴らされるなど、LINKIN PARK の総合的な表現力の高さ、アレンジの幅広さを証明するアルバムとなった。バンドとドン・ギルモアの共同プロデュース。
- 2000年にシングル "One Step Closer" でメジャーデビューを果たしたロサンゼルス出身のバンド、LINKIN PARK による初のアルバム。1990年代から盛り上がりを見せていたミクスチャーロック/ラップメタルを踏襲しながらも、チェスター・ベニントンによる悲痛なまでにエモーショナルなシャウトを核に据えることで、表現に明確なスタイルを持たせることに成功した。重厚なリフや、ブレイクビーツとスクラッチ、マイク・シノダとのラップを含むツインヴォーカルなど多様な音楽的エレメントを内包しているが、"Crawling" などで聴ける強い憂いを帯びた旋律も見逃せない。なお「Hybrid Theory」というタイトルは、デビュー直前まで彼らのバンド名であった。
- 2017年
- 2014年
- 2013年
- 2012年
- 2024年
- 2023年
- 2023年
アーティストプレイリスト
- LINKIN PARKに影響を与えた多様な音楽のプレイリスト。
- ジャンルにこだわらず進化を遂げてきたバンドの、さらなる挑戦が垣間見える楽曲。
- 2000年代以降のラウドロック/ラップメタルのスタンダードとなった彼らの影響力。
ライブアルバム
- 2017年
ベストアルバム、その他
- 2024年
- 2023年
参加作品
LINKIN PARKについて
『Hybrid Theory』の歌詞を書く際に、マイク・シノダとチェスター・ベニントンは汚い言葉を使わないと約束し合ったという。それは露骨な表現の警告シールが貼られたCDを親から隠すのに苦労してきたオーディエンスをつなぎとめるためだけではなかった。それよりも大事だったのは、フラストレーションをあからさまに下品な言葉で表現するのを避けることで、悪態をつくことでしかごまかせない自らの痛みに身を任せ、その痛みをあらわにしようと挑むことだった。もっと深いレベルで言えば、彼らは隠喩を使ってカタルシスを手にする道を選んだ。つまり、LINKIN PARKは怒っていたが、クリーンな怒り方をしたといえる。LINKIN PARKは1996年にロサンゼルス郊外で結成された。初めの数年は悪戦苦闘が続き、レコード会社の幹部からMCのシノダを脱退させて普通のロックバンドの道を進むよう提案されたこともあった。しかし2000年、前述の『Hybrid Theory』で大ブレイクを果たすこととなる。同作はハードロックにおける境界線のような作品で、ヒップホップとエレクトロニックミュージックの影響が色濃く出た作品となった。『Hybrid Theory』は一世代に一度のアルバムであり、商業的にも創作的にもラップロックの頂点だったに違いない。しかし、バンドが生き延びたのは、音楽性の幅広さにおいて常に時代の先を行っていたからでもある。ヘヴィなサウンドではあったが、ハードロックの華やかさよりもエモやシンセポップの繊細さが優先された。ギターサウンドから少し離れたくなったときには、ベニントンが内に秘めていたデペッシュ・モード愛が表に出たかのような、陰鬱で、ポストハードコア的なエレクトロニックミュージックへと方向転換してみせた。サウンドに変化はあっても、攻撃的な言葉を使わずに表現しようとする苦しい試みは続けられた。2003年に『Meteora』がリリースされ、続く2007年の『Minutes to Midnight』、2010年の『A Thousand Suns』、2012年の『LIVING THINGS』の3作は、エレクトロニックミュージックへの移行がより強く表れたアルバムだった。2014年には『The Hunting Party』のリリースが続いた。そして2017年の『One More Light』は、よりポップなメロディを前面に打ち出した作品となった。このとき、商業ロックを再定義し続けてきた彼らのキャリアは20年に及ぼうとしていた。『One More Light』がリリースされた2か月後、チェスター・ベニントンは自ら命を絶ってしまう。その後バンドが静かに新しい音楽に取り組み始めたのはそれから2年後のことだった。
- 出身地
- Agoura Hills, CA, United States
- 結成
- 2000年
- ジャンル
- ハードロック