最新リリース
- 2024年2月2日
- 9曲
- Pipes of Peace (Deluxe Edition) [Remastered 2015] · 1982年
- FourFiveSeconds - Single · 2015年
- All The Best (UK Version) · 1973年
- McCartney (Paul McCartney Archive Collection) · 1970年
- Pure McCartney (Deluxe Edition) · 1978年
- Band On the Run (Archive Collection) · 1973年
- Band On The Run (Underdubbed Mixes) · 2024年
- Band On The Run (Underdubbed Mixes) · 2023年
- McCartney III Imagined · 2021年
- Ram (Archive Collection) [2012 Remaster] · 1971年
必聴アルバム
- ビートルズという巨大過ぎる呪縛から解き放たれ、闊達なポールの音楽性が開花された傑作。録音はナイジェリア・ラゴスで行われたが、直前にメンバーの脱退や強盗被害などのアクシデントを乗り越えて、ポールとリンダ・マッカートニー、デニー・レインの3人によって制作された。ビートルズ時代を思わせる豊饒なアイデアや才気がほとばしったチャレンジングな作品で、"Band On the Run"、"Jet"の2大ヒット曲を筆頭に、聴くほどに味わいを増す優れた楽曲が並んでいる。"Let Me Roll It"はどこかジョン・レノンっぽい雰囲気があって興味深い。"Bluebird"はポールのメロディメイカーとしての資質が遺憾なく発揮された名バラード。
- ポール・マッカートニーとリンダ・マッカートニーの共作としてリリースされた1971年のアルバム。ビートルズの盟友、ジョン・レノンとの確執の時期と重なるため、オープニングの「Too Many People」などレノンのことを揶揄する内容の楽曲も含まれるが、ソロ名義で初の全米1位を獲得した「Uncle Albert / Admiral Halsey」などのオーケストラルなアレンジや、オーロラのようなコーラスをまとう「Dear Boy」、ほのぼのとした「Heart of the Country」など、彼の驚異的なメロディメイカー/コンポーザーとしての才がどの曲からもしたたり落ちる。全編自身の自宅多重録音で制作された前作『McCartney』と同様、多くの楽器をマッカートニー自身が手掛けるが、今回は正式なスタジオ録音となってDAVID SPINOZZAやHughMcCrackenなどのミュージシャンが参加し、サウンドの幅を広げている。長く愛され、その後のインディーポップの雛形になったとの言葉にもうなずける珠玉の一作。このアルバムはApple Digital Masterに対応しています。アーティストやレコーディングエンジニアの思いを忠実に再現した、臨場感あふれる繊細なサウンドをお楽しみください。
- 1970年
- 2022年
- 2022年
- 2022年
アーティストプレイリスト
- 最高のポップアーティストであることを証明する、ポール・マッカートニーの代表作を集めたプレイリスト。
- 世界中で愛され続けてきた、ビートルズの伝説的カリスマを映像で楽しむ。
- 遊び心と気品にあふれたチャーミングな魅力を楽しむプレイリスト。
- ポール・マッカートニーを愛するミュージシャンによる、音楽作品を集めた名作プレイリスト。
- ウイングス時代のナンバーを含む、稀代のソングライターの知られざる名曲の数々。
- 2020年
- 2020年
- 2020年
- 2020年
ライブアルバム
- 2019年
- 2003年
- 1993年
ベストアルバム、その他
- 2022年
- 1987年
- 1970年
参加作品
- The Umoza Music Project
- The Bloody Beetroots
- Peter Kirtley Band
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ポール・マッカートニーについて
ビートルマニアに支えられ、ロックンロールがティーンの一時的な流行から、永続的なポップカルチャーのムーブメントへと転換していく中、ポール・マッカートニー(1942年リバプール生まれ)はバンドの急速で劇的な成長の原動力になっていた。わずか2年のうちに、彼はリトル・リチャードへの崇拝が表れた1963年の「アイ・ソー・ハー・スタンディング・ゼア」から、「イエスタデイ」の洗練されたオーケストラバラードへと歩を進め、その変化は辛辣(しんらつ)さを増していく曲作りのパートナー、ジョン・レノンとの対比を際立たせていった。ビートルズが1960年代後半の実験期に入ると、その間にレノンの前衛的な衝動が表に出るようになった一方で、マッカートニーの伝統主義は独自の改革路線をたどるようになる。バンドのサイケデリックな環境の中で、「エリナー・リグビー」に見られるクラシックや、「ホエン・アイム・シックスティ・フォー」でのイギリスのミュージックホールのセレナーデといったロック以前の音楽様式を取り入れた彼の音楽は、幻覚をもたらすようなテープループやシタールの低い音色を使ったビートルズのサウンドに劣らず現実離れして聞こえたのだった(そして4弦ベースをリズミカルな伴奏からメロディアスな主役のパートへと進化させた、彼の卓越したベースプレイについては言うまでもない)。ビートルズ後に彼がリリースしたアルバムの数々もまた、同様に不思議な魅力にあふれ、大きな影響力を持っている。1971年のアートフォーク作品『Ram』は未来の宅録世代にローファイな見取り図を与え、マッカートニーが次に始めたバンド、ウイングスの1973年のアルバム『Band On the Run』に収録された「Jet」のアリーナを揺らす轟音(ごうおん)を聴けば、彼がなぜデイヴ・グロールをはじめとするハードロッカーのミューズになったのかが分かる。そして1980年代のマイケル・ジャクソンから2010年代のリアーナやカニエ・ウェストまで、その時代のヒットメイカーとのコラボレーションを継続することによって、彼は音楽の過去と未来の両方につながった貪欲なポップのオールラウンダーであり続けている。
- 出身地
- Liverpool, England
- 生年月日
- 1942年6月18日
- ジャンル
- ロック