最新リリース
- 2024年4月16日
- 14曲
- Wish (30th Anniversary Edition) · 1984年
- The Cure: Greatest Hits · 1979年
- Disintegration (Deluxe Edition) · 1989年
- Kiss Me, Kiss Me, Kiss Me · 1987年
- Wish · 1992年
- The Head On the Door · 1985年
- Disintegration (Remastered) · 1989年
- Seventeen Seconds (Deluxe Edition) · 1980年
- The Cure: Greatest Hits · 1984年
- The Crow (Original Motion Picture Soundtrack) · 1987年
必聴アルバム
- パンクの余韻の中から登場し、80年代前半にはダークでソリッドなポストパンク、ゴスサウンドがトレードマークだったザ・キュアーは、通算6作目となる本作でよりポップでメロディアスな方向へと大胆にかじを切り、その結果「Inbetween Days」や「Close to Me」といったバンド屈指のシンガロング・アンセムが生まれた。ロバート・スミスの右腕的存在だったオリジナルベーシストのサイモン・ギャラップの復帰作でもあり、各曲のみずみずしくもパワフルな演奏に当時のバンドのコンディションの良さがうかがえる。次作『Kiss Me, Kiss Me, Kiss Me』はよりメジャーな訴求力を持った作品になったが、本作では未だニューウェイブ時代の彼らを思い起こさせる陰りも健在で、そのポップとアート、明と暗の絶妙のバランスがアルバムの最大の魅力だ。英国のカルトバンドから世界的ロックバンドへと劇的変貌を遂げることになるキュアーの、そのちょうど端境期(はざかいき)に位置する作品でもある。
- 初期のミニマルに研ぎ澄まされたサウンドから一転、ザ・キュアー独自のサウンドスタイルやバンドの美学と呼ぶべきものが、ついにあらわになった1982年のアルバム。ポストパンクのモノトーンからサイケデリックの極彩色へと、音のバラエティーと密度が増幅。シンセサイザーの分厚いレイヤーとデジタルビートは、フロントマンのロバート・スミスがつづる憂鬱と退廃に彩られた歌詞の、ほの暗い世界観に色気を与えている。ゴスロックを代表するバンドとなった彼らが、ゴスの先を見据え始めた作品でもある。また、本作の制作中にはメンバー間で激しい意見の衝突が繰り返され、その結果、ベースのSimon Gallupが一時脱退した。そんなバンド内の極度のテンションもまた、アルバムの妥協なき完成度につながっている。
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アーティストプレイリスト
- ストイックでアート性の高い楽曲で、アンダーグラウンドからスタジアム級のトップバンドへ。
シングル&EP
ベストアルバム、その他
ザ・キュアーについて
- 出身地
- Crawley, England
- 結成
- 1977年
- ジャンル
- オルタナティブ