「刺青」「秘密」
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- ¥306
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発行者による作品情報
刺青師清吉の肌にさす針、針を抜く度ごとに光輝ある美女が悶える。やがて、背一面に巨大な女郎蜘蛛が…。谷崎の処女作『刺青』。女装する私の眼前に現れた美貌の女性は、かつて旅先で関係を結んだ女だった。浅草雷門での再会を約したその日、きつく目隠しをされ俥に乗せられた私と女を巡る『秘密』。その鮮烈な刺激の先にあったものは…。(C) wis
カスタマーレビュー
ソープ@udon.kuitai
、
妖艶
谷崎潤一郎、どんな朗読になる?と思い購入。
もう少し、だけほんの少しだけテンポが早い方が心地よく耳に入ってきたかも。
しかしすばらしい読み手(語り手)さんです。
真夜中のトラックドライバー
、
朗読力が素晴らしいです。
配信音質に若干の不満を感じますが、それ以上に朗読者の表現力が素晴らしく、物語に引き込まれて行く快い時間を過ごしました。この朗読者は素晴らしい表現力を持った稀有な存在感を感じました。
teabreakt
、
妖艶さが醸し出されています♪
ポッドキャストで、宮沢賢治や源氏物語を読んでおられる同じ方とは思えない、打って変って妖艶な朗読で(笑)、谷崎ワールドの妖しい雰囲気を醸し出しておられます。
「刺青」のラストに近い場面の、「ああ、湯が滲みて苦しいこと。・・・親方、後生だから私を打っちゃって、二階に行って待って居ておくれ。私はこんな惨めなざまを見られるのが口惜しいから」、さらには、「お前さんは真っ先に私の肥料(こやし)になったんだねえ」という台詞には、ゾクっとくるものがあります。是非ご一聴を!