グラゼニ(1)
-
- ¥760
-
- ¥760
発行者による作品情報
グラゼニ=“グラウンドには銭が埋まっている”!! 下は240万円から、上は数億まで。格付けが、年俸によって完全に決められている超格差社会・プロ野球。凡田夏之介(ぼんだ・なつのすけ)は高卒でプロ入りした8年目の中継ぎ投手。左腕でサイドスローという一風変わった武器と、全球団の1軍選手の年俸をソラで言えるという不思議な特技で、厳しい世界を必死でサバイバる!
APPLE BOOKSのレビュー
一流選手とは評価されていない平凡なピッチャーが、厳しいプロ野球界で生き残ろうと奮闘する姿を描いた異色作。主人公はプロ8年目の中継ぎ投手、凡田夏之介。年俸は1,800万円だが、選手として活躍できる年月を考えれば、決して高収入とはいえない。自らの実力でなるべく多くの稼ぎを得るには、いかに立ち回るべきなのか? 従来の野球マンガにはなかったリアルな視点が非常にユニーク。タイトルは「グラウンドにはゼニが埋まっている」という夏之介の思いから来た言葉だが、お金の問題を中心に置きながらも、生々しすぎたり、切なすぎたりするような内容ではなく、むしろ主人公のキャラクターと絵柄になぜかほっこりした読後感が味わえる。