脳からみた心 脳からみた心

脳からみた‪心‬

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発行者による作品情報

目を閉じてと言われると口を開く失語症。見えない眼で点滅する光源を指さす盲視。神経心理学の第一人者が脳損傷の不思議な臨床例を通して脳と心のダイナミズムを解説。心とは何かという永遠の問いに迫る不朽の名著。

ジャンル
職業/技術
発売日
2013年
6月21日
言語
JA
日本語
ページ数
268
ページ
発行者
KADOKAWA
販売元
Book Walker Co., Ltd.
サイズ
9
MB

カスタマーレビュー

まさきみあ

神経心理学への扉

「やっと終わった」と山鳥先生がNHKブックスのあとがきでこう書いた。ワタシも、ここで同じ言葉を言いたいのは、去年の夏、この本と出会ってから半年ぐらいかかって、やっと読み終えたのだ。ただし、受動的な不快感は少しも入ってない。ワタシの三日坊主的な性格のせいである。
さて、この本は、山鳥先生の『神経心理学入門』よりも入門書と言ってよいほど、一般大衆が読んでもわかりやすく、かつ面白い神経心理学の啓蒙本である。IV章の分離脳のところだけ、ワタシにとってはややむつかしい。ワタシは(一応)言語学をやっており、脳科学にも興味がある。この本を読んで、将来、「言語—脳—心」について研究したい決意が固めたわけだ。大学では「学問への扉」というのがあるので、それを厚かましく借用して、ワタシのこの荒削りなレビューのタイトルを「神経心理学への扉」としよう。

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