氷点(下)
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- ¥390
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発行者による作品情報
本当の人間の美しさとは、優しさとは何か?著者が真正面から問いかける不朽の名作!
ある夏、北海道旭川市郊外の見本林で3歳の女児が殺される。父親、辻口病院院長の啓造は出張中、母親の夏枝は眼科医の村井の訪問を受けている最中の出来事だった。夏枝と村井の仲に疑いを抱いた啓造は、妻を苦しめたいがために、自殺した犯人の娘を引き取ることにする。事実を知らない夏枝はその娘に陽子と名付け、失った娘の代わりにかわいがる。夏枝や兄の徹らの愛情に包まれて明るく素直な娘に成長していく陽子だったが、いつしか家族に暗い影が忍び寄る―。
三浦綾子の朝日新聞の懸賞小説当選作であり、デビュー作。
そして、1969年(昭和44年)、1970年(昭和45年)、1981年(昭和56年)、2006年(平成18年)と昭和から平成にかけて4度にもわたりテレビドラマ化された、空前の名作である。
「三浦綾子電子全集」付録として、夫・三浦光世氏による「創作秘話」などを収録!
カスタマーレビュー
たけひろし
、
読むべき一冊
死ぬまでに読むべき10作に入りました。旭川の風景描写が繊細明瞭で素晴らしい。高潔且つ人間の欲望表現が深く、とにかくストーリー面白い。
きつつた
、
む/
たたpつて
ひげてつ
、
氷点
海外でこの小説を初めて読みました。読み応えのある文でした。涙無くして、読みおえませんでした。合掌