何もない本
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- ¥450
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発行者による作品情報
その女性は、人の名前が言えない、地名も言えない、あらゆる固有名詞を口にすることができないという変わった障害を抱えていた。
古書店『信世堂』を営む青年・御堂敏秋は、ある日ふらりと訪れたその女性に一目で惹き込まれる。
そして、彼女の探す、彼女が表現するところの「何もない本」という著者もタイトルも不明な本に興味を持ち、共に東京中の古書店を巡る旅に出かけるのだった。
その女性は、人の名前が言えない、地名も言えない、あらゆる固有名詞を口にすることができないという変わった障害を抱えていた。
古書店『信世堂』を営む青年・御堂敏秋は、ある日ふらりと訪れたその女性に一目で惹き込まれる。
そして、彼女の探す、彼女が表現するところの「何もない本」という著者もタイトルも不明な本に興味を持ち、共に東京中の古書店を巡る旅に出かけるのだった。