朝が来るまでそばにいる(新潮文庫)
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- ¥540
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発行者による作品情報
火葬したはずの妻が家にいた。「体がなくなったって、私はあなたの奥さんだから」。生前と同じように振る舞う彼女との、本当の別れが来る前に、俺は果たせなかった新婚旅行に向かった(「ゆびのいと」)。屋上から落ちたのに、なぜ私は消えなかったのだろう。早く消えたい。女子トイレに潜む、あの子みたいになる前に(「かいぶつの名前」)。生も死も、夢も現(うつつ)も飛び越えて、こころを救う物語。(解説・名久井直子)
カスタマーレビュー
ロパさま
、
闇に見えるもの
冷たく、生温かく、静かに染み込んでくる。
エグささえ共感出来る、愛しさの形。
短編ならではの引き込まれ感が、とても良かった。