• ¥350

発行者による作品情報

ミレニアムを迎えるすこし前の年、19歳の「きみ」と21歳になる「ぼく」は出会った。ふたりが恥じらいながら近づき、互いを求めあい、抱きしめあった時間は幸福そのものだった。永遠につづくように思えた。


しかし、突然きみは自殺してしまう――分厚い手紙を残して。そこに語られた衝撃的な体験と苦悩、知る由もなかった深い闇。物語はきみの死で終わらず、ぼくの日常は続いていく。


「きみ」の残してくれた甘く切ない思い出と救えなかった後悔、抱えるには重すぎる事実と向き合う「ぼく」。のどかな田舎の少女が闇から光を求めてきたはずの都会。そこは人のつながりさえもかき消してしまうような喧噪にあふれ、少女は心をすり減らしていった。


冒頭での蝉の童話と少女の姿が二重露光写真のように重なりあう、美しくも儚い恋愛小説。


※本作品は2008年に、ぶんか社より電子出版されていたものを加筆訂正し再発売。

表紙絵・寺澤晋吾

ジャンル
小説/文学
発売日
2014
10月21日
言語
JA
日本語
ページ数
96
ページ
発行者
株式会社オーウィン
販売元
Goma-Books Co., Ltd.
サイズ
3.9
MB

寺澤 晋吾の他のブック