さらばモスクワ愚連隊 【五木寛之ノベリスク】
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発行者による作品情報
興行関係に従事していた私は、大学時代の友人からソ連にジャズ・バンドを送り込む仕事を依頼される。それを引き受けた私は下調べにモスクワを訪れ、ミーシャという地元の不良少年と出会う。私は元ブルースピアニスト。場末の飲み屋でミーシャと一緒に演奏することになり、私と仲間の演奏に彼のトランペットが加わって、みごとな調べを奏でる。彼の才能に惹かれ、ジャズメンになることを勧めるが、興行は突然中止になり……。
APPLE BOOKSのレビュー
『親鸞』『青春の門』『大河の一滴』で知られる作家、五木寛之が1966年に発表した処女作「さらばモスクワ愚連隊」。自身が旅した当時のソビエト連邦を舞台にジャズに情熱を傾けるロシアの不良少年と日本人ピアニストの交流を描き、加山雄三主演で映画化もされた青春音楽小説。著者はこの作品で直木賞の候補になり、翌年「蒼ざめた馬を見よ」で見事受賞している。まだ冷戦下にあったモスクワの描写も興味深く、著者のジャズに込めた想いなども溢れる傑作短編。
カスタマーレビュー
Katsuchan
、
さらばモスクワ愚連隊
30年ぶりに読みました。
とても、新鮮でした。
通行人そのいち
、
懐かしい
昔読んだ時の懐かしさが蘇ってきました。