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発行者による作品情報

「わたしの父親ってどんなひとだったんですか」ある日突然、十四年前に自ら命を絶った親友の娘が僕を訪ねてきた。中学生の彼女もまた、生と死を巡る深刻な悩みを抱えていた。僕は彼女を死から引き離そうと、亡き親友との青春時代の思い出を語り始めたのだが――。悲しみを乗り越え、新たな旅立ちを迎えるために、それぞれの「卒業」を経験する家族を描いた四編。著者の新たなる原点。

ジャンル
小説/文学
発売日
2006
12月1日
言語
JA
日本語
ページ数
286
ページ
発行者
新潮社
販売元
Shinchosha Publishing Co., Ltd.
サイズ
976.9
KB

カスタマーレビュー

吾妻山

定年退職

一週間前に35年間の勤めを終えた。厳しい教員生活を終えて、やり遂げ感もあるが、正直ほっともしている。二月に、息子が退職後のためにとタブレットを買ってくれた。三日前に初めて電子図書をダウンロードした。それが本書です。やり遂げたばかりの卒業式のこともありまし、重松さんの優しい文章のことも好きでしたから選びました。泣きました。不登校のことは、仕事で対応に苦しんできましたし、我が息子もそうした時期がありました。卒業は、同じ校長として範たるべしとした厳しい思いもわかります。一番泣いたのは、やはり追伸です。人に思いを伝える難しさ、人の気持ちを受け止める難しさは仕事でも人間としての暮らしでも感じています。私も継母に育てられました。二人の死んだ母に感謝の気持ちを持たせてくれました。この本を息子や元の同僚が読んでくれることを強く望んでいます。良い本をありがとうございました。

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